Description Name: 「これよ、原因は! このブラがいけないんだわ…」
「何?そのブラがどうかした?」
「ほら。あたし電車でよく痴漢に遭うって言ってたでしょ? その原因がやっとわかったのよ。」
「?」
いつもと変わらない、あわただしい就業時間のロッカールーム。
同僚の着けている一見普通のかわいいブラジャーは、必ず痴漢に遭うという呪いのブラだというのだが…
「思い返してみたらこのブラをつけている日に限って痴漢に遭うのよね。」
「そのブラってさ、ひょっとして呪われてるんじゃないの?」
「…だったらあたしのと交換する?」
「葉子、大丈夫? そんなブラ着けて…」
「大丈夫。大丈夫。」
「本当に痴漢されちゃうかもよ。」
「あたし電車通勤じゃないから。」
開いたエレベーターの扉。今日に限って満員状態。しかも男ばかり…
「どうかしたの?葉子。顔が赤いよ。」
「え…? あ… う… うん…」
「誰かがあたしのお尻、触ってるの…!」
「も、もう、いい加減にしないと大声出しますよ!」
「おいおい経理課のあの子、痴漢されてるって。」
「マジかよ!? 葉子ちゃんって言ったっけ?」
「いいか。みんな、だれも邪魔するなよ!」
一瞬で激変する密室の空気…
逃げ場のないエレベーターでなすがままの葉子。
「い、いやあ… やめてください! いやあ!」
「どうしたの? 葉子! 何されてるの?」
「ああ…葉子、きっとすごいことになってるんだ…」
「ごめん、出ちゃうよ!」
「いや、お願いだから、中で出さないで!」